秦野の農業をもっと知って はだの都市フォーラム2011
農産物の生産者や消費者、流通関係者などが意見交換を通じ、農業に対する取り組みを周知啓発する目的で秦野市は1月30日、「はだの都市農業フォーラム2011」をJAはだの本所で開催した。
市では食の安全を確保するために、農業生産者たちが独自に作成したチェックシートを使って各工程における作業を記録や点検する手法「GAP(農業生産工程管理)」を平成21年度から取り組んでいる。この日は「農産物の安全安心の確保にむけて~はだの版GAP(農業生産工程管理)~」をテーマに、市内でGAPを導入する8グループのうち4グループが事例を報告。導入によるメリットや今後の方向性など活発なディスカッションを行った。
また、三菱商事アグリサービスで業務企画室長を務め、GAPについて多くの講演を行う小田原次洋氏が講師として登場。「売れる農産物の作り方~GAPの視点から~」を主題に講演を行った。
JAはだの本所に隣接するはだのじばざんず横の特設テントでは「地産地消PRコーナー」を設け、ほうれん草や大根、白菜といったはだのブランド農産物や、地場野菜を使った落花生ドーナツを販売。ドーナツは200食以上を売り上げるなど、盛況を見せた。また、昨年11月に行われた市内の小中学生が秦野の郷土料理をもとに創作する「アイデア料理コンテスト」の入賞作品の試食会を実施。「ゴーヤと落花生のつくだに」と「さつまいもとそば粉のパンケーキ」が提供され、好評を博していた。
農業支援センターは「市の取り組みをPRできた。来年度も開催するので、さらに多くの方に足を運んでもらえるような企画を考えたい」と話した。
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