西小学校の教諭10人が執筆に参加し、同校の六本木康校長が編集協力した算数の授業解説本『読み取り表す力を育てる「足場」のある算数授業』が2月3日、明治図書出版(株)から全国発売された。編著者は、全国の小学校で授業改善の指導を行う、横浜国立大学教育人間科学部教授の石田淳一氏。
西小学校は平成21年度と22年度に秦野市教育委員会から「小学校算数研究実験学校」として委託され、石田氏の指導のもと授業向上に取り組んできた。今年度は「子どもが生きる算数をめざして〜わかる・できる・楽しい学習〜」をテーマに研究している。
この本は、今年4月から実施される「新学習指導要領」に基づき、効果的な教材の1つにするため、企画された。同要領で強調されている「見通しをもち、筋道を立てて考え、表現する能力」や、「進んで生活や学習に活用しようとする態度」を育てることを実践する授業を紹介している。石田氏は、算数の学習指導ポイントを取り上げる本をこれまで4冊手がけており、神奈川県内では横浜市立本町小と豊岡小の教員が携わっている。
石田氏自身が指導する小中学校に呼びかけ、同校教員のほか、大井町や石川県、鹿児島県から計21人の小中学校教員が授業法を紹介。計算や図形の速度といった単元ごとに、学年別で授業のねらいや説明方法を解説した一冊が完成した。
六本木校長は「学校関係者だけでなく、家庭で子どもに勉強を指導するときにも参考になるのでは」と分析。「それぞれ授業の現場で取り組んできたことが本になって、教職員の励みにもなる。今後も子どもたちに算数が大好きだといわれるような授業を、より一層行っていきたい」と意気込んだ。
授業法を公開
また、3日は同校で研究の成果を発表する「公開授業」を実施。市内外の小中学校教員や保護者、西地区の自治会長ら約750人が参加した。問題から答えを導きだすまでの指導法を見た教員の一人は「今日のようなスッキリとした授業こそ、一定の学力の保証となる」などと話していた。
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