地上デジタル放送への移行にともなって、県内でテレビの不法投棄が増加している。平成20年度が約2,800台だったのに比べ、21年度、22年度ともに4,000台を超えた。
秦野市内でも、20年度が54台、21年度が123台、22年度が116台(2月8日現在)となっている。「現時点でこの数字なので、年度としては昨年の数を上回るのではないか」と秦野市清掃事業所。そのほとんどがブラウン管のものだという。「不法投棄全体としては減少しているが、テレビは増加している」。捨てられている場所は、ひとけのない道路上、田畑、山林、河川敷などが多い。「パトロールを行っており、投棄した人が分かる場合は警察に通報している。摘発・防止のために厳しく対応していきたい」と話している。
また同事業所では、不法投棄常習場所の市内9カ所に監視カメラを設置して、24時間体制で監視活動を行っている。
不法投棄をすると廃棄物処理法により5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金、又はその両方に処せられることがある。
テレビの正しい処分方法
家電リサイクル法により、テレビを廃棄する場合は、購入した店や新しく買い替えをする店に費用を支払って引き取ってもらう。指定引取場所に自己搬入するか回収協力店に依頼する方法もある。
消費者の費用負担としてテレビのリサイクル料金は、16型以上が2,835円で15型以下が1,785円(ともに税込・代表的なメーカーの場合)。これに別途で収集運搬料金がかかる。
自己搬入の場合の秦野市内の指定引取場所は、秦野金属(株)(平沢264の2・【電話】0463(81)6772)。ゆうちょ銀行でリサイクル料金を振り込み、必要な書類等を受け取りテレビに貼り付けて搬入する。
問い合わせは、同事業所【電話】0463(82)4401まで。
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