4月16日・17日に開催が予定されていた「第55回秦野丹沢まつり」が、東日本大震災の影響により中止となることが決まった。同まつりの中止は今回が初。
震災の発生以降、全国各地の催しが中止となっている状況を受け、3月24日、同まつり実行委員会の会長(古谷義幸市長)、副会長(平沢信子市議会議長、岸司朗秦野商工会議所会頭)の3者により、開催の有無について協議が行われた。
中止を決めた理由として、震災以降広範囲にわたる余震が継続的に発生していること、また4月末まで計画停電が予定されており、節電への配慮や、観光客の交通手段への影響などが想定されることなどが挙げられた。
また、同まつりでは例年2000人規模での集中登山が行われており、被災地への派遣や計画停電の対応などに消防、警察の人員が割かれ、事故発生時に通常と同じ救助態勢が確保できないことも考慮したという。
関連して、4月29日に予定されていた「鶴巻温泉春まつり」の中止も決まった。
同実行委員会事務局(市観光課)では、市内外の事業所等から入金見込みとなっている協賛金約730万円について、協賛者の理解を得ながら来年の同まつりに繰り越す予定としている。市内スーパーやコンビニエンスストアに設置してあるまつりの募金箱も、同様の取り扱いになる。
「秦野丹沢まつり」は、毎年4月の第3土・日に開催。1年間の登山者の安全を祈願し、アルプホルンの演奏、山伏による山開き式などが行われる。
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