音楽と舞踊の会「鶴の会」(鶴見平三郎・昭子代表)が5月7日(土)午前11時半から、秦野市文化会館小ホールで「金婚の音楽舞踊会」と題した音楽会を開く。夫婦二人三脚で育ててきた会は、今年で創立50周年を迎えた。
現在は市内鶴巻南の教室で、主に歌とピアノ、舞踊の指導をしている鶴の会。相模大野で創立し、約40年前に一家で秦野市へ移り住んでから市内でも活動を開始した。音楽会は年に一度行われている。
夫婦で運営してきた同会。結婚後、音楽家である平三郎さんがソニー旧厚木工場内で音楽講師をする傍らアルバイトとして近所の子どもに音楽を教えだしたのがきっかけ。昭子さんは古典日本舞踊家として活動しながら共に鶴の会を支えた。児童合唱団に続き、女声合唱団を発足。地域の幼稚園児や保護者などにも教えたのを機に、会員は増えていった。女性合唱団の中には30年以上所属しているメンバーもおり、「最近は還暦と孫の話がもっぱら」と昭子さん。これまで指導した人数は1千人以上になる。
同会の音楽会の名物は創作オペラ。子どもと大人がそれぞれ練習し、リハーサルなしでも息のあった演技を見せるのが評判だった。また、結びには、夫妻が観客や関係者への感謝の気持ちを込めて創作舞踊曲を披露。「私たちは結婚式をしていないので、最後にみなさんの前で結婚式を挙げているつもりでもあります」と平三郎さんは微笑む。
今回は昭子さんが会主を務める岩井流鶴乃会の日本舞踊やソニー講師時代の生徒によるヴァイオリン演奏なども企画されている。夫妻は「必要としてくれる人がいる限り応えていきたい」と笑顔で話していた。問合せは鶴の会【電話】0463(77)2725まで。
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