福島第1原発事故を受け、県内で小学校などの校庭についても放射線量を独自に測定する自治体が増えている。秦野市は、測定機器の問題、周辺地域で異常値が出ていないことなどを理由に独自には行わず、県に測定を要望している。
秦野市内ではこれまで水道水、茶と原乳の放射線量の測定が行われおり、いずれも不検出または基準値以下だった。
東日本大震災後、市へは校庭などの放射線量に関して「秦野市では測定しないのか」など市民からメールや電話、市役所への来庁などおよそ70件の問合せが寄せられているという(6月2日現在)。
測定機器について市環境保全課では、「他市での測定機器は消防署から借りているものではないかと思うが、県が行っている測定とは機器が異なる。測定のやり方や条件が統一されなければ、正しく比較できないのでは」と話す。秦野消防本部にあるのは、災害時に隊員の身を防護するための機器。県が川崎市、横須賀市、茅ヶ崎市に設置している機器「モニタリングポスト」とは異なる。
また周辺では、平塚市、大和市、海老名市の校庭などで独自の放射線量の測定が行われている。同課では「周辺で異常値は検出されていないため、秦野市も同様であろう」としている。
市では市長会を通じて、県に秦野市でも測定するよう要望しているという。5月30日に行われた県市長会では、「放射能のモニタリングに関する緊急要望」が提出された。ここでは「神奈川県内における大気、海水、土壌の放射能測定ポイントの増設」などが求められている。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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