今年4月時点 待機児童は8人 定員増対策で大幅減
秦野市によると今年4月1日時点での保育所入所待機児童数は8人となり、昨年9月1日時点の80人から大幅に減少した。この数字は、現行の調査基準となっている平成14年以降の待機児童数の中で、最も少なくなる。
平成15年7月に少子化対策を具体的に推進する「次世代育成支援対策推進法」が制定されたことを受け、秦野市は平成17年度に「秦野市次世代育成支援計画」を策定。「安心して子どもを産み、喜びと責任をもって子育てができるより良い環境づくり」を基本理念に、待機児童数解消などを目指してきた。
しかし、リーマンショック後の景気後退に伴い、仕事に就きたい女性の増加や、育児休業取得後に職場復帰する女性が増えたことなどを背景に、平成19年以降、市内の待機児童数は増加。昨年も、4月時点で45人だった待機児童数が9月時点で80人に増えていた。
増え続ける待機児童の解消に向け、市では国の「安心こども基金」から保育所整備の補助金を活用するなどして、今年4月までに民間保育所の1カ所の新設や既存施設の分園、改築などによって、110人の定員増を達成した。定員増に合せて園の職員も増員するなど、サービス維持に努めている。
市保育課保育所入所担当の山口高志さんは「待機児童数の減少は対策の成果。しかしゼロにするためには新たな保育所を作れば良いという単純な話ではなく、休日保育や夜間保育、病児・病後保育など、あらゆるニーズに対応することが重要」とし、2、30年後も視野に入れた慎重な対応を進めたいと話している。
《待機児童》保育所の入所を希望しているが、施設不足などを理由に入所できないでいる児童のこと。秦野市内には今年6月1日時点で、幼稚園と保育園を統合した保育所である認定こども園が4園、公立保育園が1園、民間保育所が15園あり、各園の定員合計は1736人。定員を超えて受け入れる弾力的運用を実施する園もあり、現在の待機児童受け入れは1815人。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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