NPO法人四十八瀬川自然村(小野均代表)が6月7日に堀川小児童を、同15日に西小児童を招き、古代米の栽培を始めた。
この事業は、昔ながらの伝統的な技術や自然に接する大切さを後世に伝えようと同自然村が企画。野生稲の特徴を受け継ぐ「古代米」を育てる。堀川小は約5年前から、西小は昨年からそれぞれ総合学習の一環として5年生が参加している。
今年初めての試みとして、農薬の使用を極力避けようと「アイガモ農法」に挑戦した。同農法は、アイガモが田んぼの雑草や害虫を食べるほか、田を耕す効果もあるという。
同自然村の持つ甘柿橋近くのおよそ10アールの田んぼに集まった児童は、鍬を使った田起こしや田植えを体験。「鍬が重いし、泥の中に埋まって抜くのが大変」「真っ直ぐに植えるのが難しい」などと苦戦していた。
また7日には児童がアイガモに触れる機会も設けられた。子どもたちは手のひらに1羽ずつ乗せてエサを与え「黄色くてかわいい」と見つめていた。
6月19日には、同自然村メンバーがカモ32羽を水田に放ち、今後は毎日メンバーが交代で管理していく。小野会長は「子どもたちに少しでも自然に接する大切さを理解してもらえれば。私たちの活動の励みにもなる」と話した。
児童は今後、夏に草取りや川の観察を行うほか秋には収穫作業にも携わる。
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