秦野総合高校柔道部の高田大吾さん(3年)が、平成23年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会関東地区予選66kg以下級で準優勝。全国への切符を手にした。
全日本ジュニアとは19歳以下対象の全国大会で、大学生も出場するトーナメント。
高田さんは今年5月のインターハイ予選と6月の国体予選で上位入賞を果たし、7月2日に行われた全日本関東地区ジュニア神奈川県予選に出場、準優勝を飾った。
続いて同月17日、関東予選に出場。レベルの高い選手たちの中で始終接戦、苦戦の連続だったが、見事準優勝に輝いた。
「相手は強かったけれども、力は出し切れた」と振り返る高田さん。強敵の大学生を降した2回戦の後は気持ちの浮きかねない場面だったがぐっとこらえ、気持ちを切らさず準決勝へとつないだ。
高田さんは「優勝できていないので素直に喜べないけれど、諦めないで頑張った結果として全国というチャンスをもらえてよかった」と話している。
顧問の三好明広教諭は高田さんの強さについて「体の軸が強く安定している。これは天性のものと、苦しい中練習で自身を追い込んで培ったもの。関東地区予選後半でもスタミナが生きて、攻め勝つことができた」と語る。
兄の影響で5歳から柔道を始めた高田さん。これまでの最高戦績は、中学3年生のときの関東大会3位。得意技は背負い投げで、持ち味は「笑顔で楽しむ」柔道。柔道の良さを「中途半端なことをやっているとだめで、一つひとつやることをしっかりやれば上達できるところ」と話す。
全日本ジュニアは9月10日(土)・11日(日)に埼玉県上尾市にある県立武道館で開催される。
高田さんは、全国大会での目標を「もちろん優勝」ときっぱり言い切る。「見ている人も楽しませるような試合をしたい」と笑顔を見せた。
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