9月24日(土)と25日(日)に開催される第64回秦野たばこ祭の打ち上げ花火が、前回から約50発増発されることが決定した。花火を手掛ける(株)ファイアート神奈川(厚木市/和田吉二社長)の厚意によるものだ。
東日本大震災の影響を受け、今年のたばこ祭は開催時間を午後7時までに短縮し、夜間事業の一部削減が決定。
打ち上げ花火も一時中止が検討されたが、実施を求める市民の声が多数寄せられたことなどから7月上旬に実施が決定していた。
同祭をはじめ県内各地で約30件の花火大会を手掛けているファイアート神奈川では、例年、翌シーズンに向けて9月から翌年6月上旬まで花火製造を行っている。しかし今シーズンは東日本大震災の発生以降、各地の花火大会が相次いで中止や規模の縮小を決定。4月下旬から1カ月間工場を休業するなど生産調整を余儀なくされていた。
そのような状況の中で、同祭の打ち上げ花火実施の一報。
同社の手掛けるなかでは大会規模は小さく、予算460万円も昨年と同額ながら、前回から約50発増える750発の打ち上げを決定した。
同社和田忠義常務取締役は「たばこ祭ではいつも最後を飾らせてもらい、『花火の位置づけは高い』とも言ってもらっている。今回も、市長や秦野市民の期待がひしひしと伝わってきています。皆さんへの感謝の気持ちです」と増発を決めた理由を話した。
また「今年は特に、花火を見ながら皆さんが何を思うのだろうと考えさせられます。何らかのメッセージを感じてもらえれば」と思いを話した。
同祭の打ち上げ花火は例年より時間を繰り上げ、9月25日の午後6時半から7時まで権現山山頂から打ち上げられ、炎と光の祭典のフィナーレを飾る。
同祭実行委員では、現在花火募金を実施している。募金箱は、市内公共施設やコンビニエンスストア、スーパーマーケットなど約130カ所。
たばこ祭についての問合せは、秦野市商工観光課【電話】0463(82)5111まで。
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