秦野市は8月22日から24日まで、市内約120ヵ所で空間放射線量の測定を行なった。測定結果は市のホームページで公開されている。測定器の貸し出し、使い方の指導などは東海大学工学部原子力工学科の協力を得た。
電話や手紙、自治会ほかの会議内などで市民から市に多くの要請が寄せられていた放射線量の調査。これに対し市はこれまで県に測定を要請してきた。県は6月に3ヵ所、7月に1ヵ所の測定を実施。いずれも毎時0・03〜0・06マイクロシーベルトと国が示す屋外活動を制限する空間線量(毎時3・8マイクロシーベルト)を大幅に下回っていた。
これを受け県は継続的に各市町村で測定を行う考えはないことを示唆。そのため市は8月2日に危機管理対策本部会議を開き、独自に対応する方針を固めた。測定は、昭和58年に調印された「秦野市と東海大学との連携に関する申し合わせ」に基づき、東海大学工学部原子力工学科から協力が得られることになった。
測定を行なったのは市職員。同大教授の指導のもと勉強会を開催、測定直前にもレクチャーを受けた。測定器3台を借りたため、2から3人1組で3チームが実施。場所は「子どもが多く集まる施設」を重点に、保育園・幼稚園、小・中学校、公園、総合体育館、文化会館、図書館、児童館、公民館などが選ばれた。
使用された測定器は「シンチレーション式サーベイメータ」。筒丈の検出部を地上1m、50cm、5cmの各地点に設置し、それぞれ約2分待って本体の針の振れが安定してから、10秒間隔で5回測定し、平均値が結果とされた。
測定結果は測定日翌日にホームページhttp://www.city.hadano.kanagawa.jp/で公開。測定地点、測定情報、測定値が記載されている。24日現在、数値はいずれも毎時0・03〜0・10マイクロシーベルト。測定結果をもとに、市は同大教授に相談し、詳細調査の必要性や今後の測定実施計画を検討していく。
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>
秦野版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|