ソーラーカーで世界へ挑む 東海大学チャレンジセンターチームが
東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが8月24日、10月16日からオーストラリア連邦で開催される世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」への参戦体制と参戦車両の発表会を行った。
学部、学科の枠を越えたプロジェクト活動の中で社会的実践力を身に付けることを目的とし、平成17年に開設された同センター。18プロジェクトの1つライトパワープロジェクトは、ソーラーカー、電気自動車、人力飛行機の3チームから構成されている。ソーラーカーチームは、平成3年に同大学でスタートしたソーラーカープロジェクトを前身としており、前回参加した平成21年の同大会で優勝した他、南アフリカ共和国で開催される「サウス・アフリカ・ソーラーチャレンジ」でも平成20年、平成22年と連覇を果たしている。
豪州北部のダーウィンから南部のアデレードまでの約3000Kmを、太陽光のみを動力源として走る同レース。昭和62年から開催され、今年は世界20の国と地域から42チームが参加の予定だという。同チームの参加は4回目。日本からは東海大学を含め3チームが出場する。
チームのメンバーは学生スタッフや同大学OBを中心に25人。また同プロジェクトは、民間企業と教育機関が連携して事業、研究を行う「産学連携」の態勢をとっており、今大会ではパナソニック株式会社や東レ株式会社などから技術提供を受け、協力して開発に当たるとともにスポンサーとしてバックアップを受けた。
チーム監督を務める同大学工学部電気電子工学科の木村英樹教授は「ソーラーカーを夢の技術で終わらせず、実用化まで進めたい」と話した。また、秦野市在住でチームマネージャーを務める同大学工学部動力機械工学科3年の瀧淳一さんは「好成績を残すことで、日本を元気にしたい」と意気込みを見せた。
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