(株)A・R・P(笹子吉隆代表取締役社長・191人・秦野市堀川166の1)が、第28回神奈川工業技術開発大賞の地域環境技術賞を受賞した。
受賞した製品は、土壌中の状態分析を可能にする小型水分センサー(WD─3シリーズ)。土壌の水分量、塩分濃度、温度を計測するセンサーで、農業物生産分野などでの活用が見込まれている。すでに全国の大学などの研究所で使用されているという。従来は外国製の高価なものしかなかったが、国内では初めて自社で独自開発し、低価格化とサービス強化に努めたという。
同社は2005年設立。社名のA・R・Pは”オールラウンドプレイヤー”の略で、その名の通り幅広い分野で開発を行っている。同センサーの開発には2006年から取り組んでいた。
笹子代表取締役社長は受賞にあたって「大変光栄です。農業の近代化に使っていただき、農業分野に広く貢献したい」と話した。
この賞は県内の中堅・中小企業が開発した優れた技術・製品に贈られているもので、1984年から県と神奈川新聞社との共催で実施されている。今年の表彰式は、県庁本庁舎で10月17日(月)に行われる。
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