今年の干支は「辰」。十二支でただ一つの空想上の生き物で、東洋では神としてまつられているところが多い。そこで、市内の「辰・龍」にちなんだスポットをめぐった。
写真【1】は竜神の泉。水無川の上流にある湧水で、水汲み場上の山腹に竜の形をした岩があることから「竜神」が宿ると伝えられる。
写真【2】は黒竜の滝(堀山下)。名前は滝の近くに「黒竜さん」という祈祷師の庵があったためという説が有力だ。
写真【3】は中央こども公園のドラゴンスライダー。市内に伝わる民話「龍と娘」をもとに、龍が水を飲みに降りてきて、子どもと仲良く遊ぶようすがイメージされているそうだ。
写真【4】は龍門寺(元町)の山門。鯉が登り龍へと変わる様子を表していて、「願い事が成就すれば」という願いが込められている。
写真【5】は龍法寺(南矢名)。梵鐘は太平洋戦争直後まで周囲に時を知らせる「時の鐘」として親しまれていた。
写真【6】は上宿観音堂の欄間に施された龍。鎌倉・建長寺の天井にある「雲龍図」の原画がもとになっている。
写真【7】は出雲大社相模分祠(平沢)の龍蛇神。八百万の神をお迎えする神と言われており、出雲大社では通常社に納められている。
信仰や風土に合わせて各地で独自の竜がつくられ、生活に馴染んできた。秦野にも、まだまだ身近な「たつ」がいるかもしれない。
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