南中学校(米山和久校長・536人)で1月11日、「いじめ防止全校集会」が開催された。生徒たちがいじめはいけない、許さないという意識を高め、誰かに相談することの大切さを再認識する機会として毎年行われている。
当日は代表の生徒たちが朗読で「運動会の大縄跳びで、もしクラスにうまく跳べない生徒がいたらどうするか」という課題を紹介。体育館に集まった全校生徒が2つの意見に投票を行い、「いっしょに跳びたい」に188票、「応援係で参加して欲しい」に330票が入った。
代表の生徒、保護者や地域の人などがステージで、双方の意見を出し合った。聞いていた生徒たちからも次々と手があがり、「その生徒が跳びたいかどうかが問題」「ほかの生徒が運動会で勝ちたいと思う気持ちも尊重したほうがいい」「運動会はみんなで一つになることが目的なのでは」「いろいろな個性を認め合いたい」などと活発な意見が交わされた。
米山校長は「今日のことを心にとめておいてほしい。いろいろなことを考えて、毎日一生懸命生活してほしい」と挨拶した。
同校では4年前から毎年6月と12月の2回、生徒にいじめについてのアンケート調査を実施している。これまで12月の調査では6月よりいじめを感じている生徒が減少したが、昨年の調査では初めて増加した。いじめ防止の標語募集やいじめについて考える教室などの取り組みが行われている。
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