2010年に、当時注目を集めた「事業仕分け」手法を用いて行われた秦野市の行政評価。当時評価委員会による外部評価の結果「廃止・休止を検討」と指摘された3事業について、その後の動きや現状を調べたところ、2012年3月現在、すべての事業が存続していることが明らかになった。
洋上体験は補助金で対応
同委員会から「休止・廃止を検討」と指摘された3事業のなかで「広域連携中学生交流洋上体験研修事業」に関しては、市は廃止や休止をせず、財源の見直しを行い、経費や一般財源の圧縮に取り組むという方針を明らかにしていた。財源を圧縮するための方法として、今年度(2011年度)から、(財)市町村振興協会の補助金300万円を活用しており、2012年度もこの補助を受け事業を実施する。市では「体験者から好評を得ていることに加え、連携する他の自治体も事業継続の意向が強い。市としても広域連携のひとつとして意義があると考えている」と話す。
私立幼稚園就園補助金は2012年度から減額
「私立幼稚園等就園奨励費」は、世帯の所得階層に応じ、国庫補助額に市の補助金を加算して交付しているものと、国庫補助の対象とはならない世帯のうち、市民税の所得割税額が一定以下の世帯に対して交付しているもの。このうち、国庫補助を受けている世帯に関しては、国庫補助額が段階的に引き上げられている現状から、市の加算を廃止
すべきではと指摘された。
市では2011年度は、従来通り継続して行ったが、2012年度からは、市の加算分として交付してきた一世帯あたり年間12000円の補助金を、6000円とすることを決めた。これにより2012年度予算ベースで、年間300万円ほど削減できるとしていえる。さらにこの補助は、2013年度には廃止する意向だ。
なでしこ会館維持管理費は2012年度も継続
秦野駅北口のなでしこ会館に関しては、市が建物所有者のJAはだのとの間に賃貸借契約を結んでいるフロアを、休日歯科診療所、適応指導教室、ハローワークなどに貸し出しているほか、市民向けに4部屋の貸館業務などを行っている。
この賃貸借契約は2013年3月まで締結されている。市では2013年4月以降、「契約期限に合わせて貸館業務を廃止する方向で検討している」と話す。廃止した場合、家賃や管理委託費などを含めておよそ1300万円の削減が見込めると試算している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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