秦野版 掲載号:2012年5月26日号
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2012年度 秦野市自治会連合会会長に就任した 熊澤(くまざわ)嘉孝(よしたか)さん 柳川在住 66歳

新茶の薫りの清々しさ

 ○…「ゴネても始まらない。第一、上部団体がそうでは皆にけじめがつかない」と親分肌で今年度の市自治会連合会の会長を引き受けた。組織を「風通しのいいものにしたい」と理想を抱く。

 ○…柳川の自然の中で生まれ育った。茶葉生産農家熊澤園を経営している。20代には当時の農林省の茶業試験場に籍を置き、15年前までは足柄茶の茶業センターの支配人を勤め、お茶一筋で生きてきた。

 ○…1年間丹精込めた賜物が、4月に芽を膨らます。「その時期が一番楽しみ」と思い出して表情が緩む。それだけに「昨年はつらかった」と肩を落とすのは風評被害。自分の力ではどうにもできないものが立ちはだかった。農家は天候に左右されるので「賭け事みたいなもの」。自然の厳しさに耐え凌いだ茶葉を検査に出すのは「賭け事を2つしているよう」と手塩にかけた茶葉を思う眼差しが伺える。

 ○…趣味は水泳と読書。幼少の頃、四十八瀬川の流れに乗って浮いていたことで「泳げる」と思っていた。しかし、長男の小学校の海での伴泳に行き、泳げないことを知った。「これじゃあいかん」と一念発起。水泳クラブに通った。三男のときには、近所の親仲間から伴泳同行に推薦されるほどに上達。年齢に逆行し上げた成果を嬉々として、どこか恥ずかしそうに語った。読書も人生に影響を与えた。深沢七郎の「楢山節考」に感化され、「姥捨て山の世界に戻してはならない」と福祉への思い熱く、「何かの手助けになれば」と民政委員になることを決意。他にも宮部みゆきや平岩弓枝などジャンルも幅広い。

 ○…防犯や防災は日頃のコミュニケーションの延長にあると考え、災害に強いまちづくりの要は「人と人との絆」。20代に仕事で出会った人との関係を今でも大切にしている熊澤園の主から聞くこの言葉には、新茶の薫りのような清々しさとお茶の新芽の柔らかい温かみがにじむ。
 

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