ふるさと秦野生活美観表彰 「立花屋茶舗」が大賞 テーマは「まちで見かけたステキな看板」
今年で4回目を迎えた市まちづくり推進課主催の「ふるさと秦野生活美観表彰」。「まちで見かけたステキな看板」大賞に、1865年(慶応元年)創業の「立花屋茶舗」(本町3の4の23・梶山欣哉代表)が選ばれた。
この表彰は、秦野の景観づくりの模範事例を取り上げ市民に周知し、景観意識の向上と地域活性を図るもの。2006年に施行された市景観まちづくり条例に基づき2009年に始まって以来、毎年テーマを変えて実施されている。
今年度は25候補があがり、昨年11月3日の「市民の日」の来場者1000人による投票と、審査員の景観まちづくり市民会議委員8人の現地調査、今年の4月17日に行われた最終審査会を経て決定された。
大賞の決め手は、看板本来の機能の、店舗・商品イメージに合致し見る人に強い印象を与える存在感。店舗の歴史と風格を感じさせ、周辺の景観と調和し落ち着いた街並みを形成している点が高く評価された。
同店の看板は、木版に銅板を張り、金箔文字の上から漆を塗って仕上げたもの。創業当時の流行を取り入れているという。約10年周期で浅草の業者に依頼して補修を行っている。戦時中、台風で看板が外れ、店に残っていた女性の手で戻せず仕舞っていたため、供出を免れた話が残っている。
1865年、現在の店舗地である本町四ツ角、台町交差点の側に創業。屋号の「立花屋」は開業時から続くものだ。梶山欣哉代表は初代から数えて6代目にあたる。受賞を受け、7代目就任予定の梶山明寛さんは「受賞を深く受け止め、先人の思いを胸に今後も店を守り、まちづくりに貢献したい」と笑顔で話した。
※特別賞は以下の通り。
▽パティスリーマロン(今泉)▽Olive(立野台)▽みちぱん秦野店(立野台)▽豚しゃぶ福(堀川)▽ル・サーブル(平沢)▽米蔵栗原(水神町)▽秦野市立中央こども公園(新町)。
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