秦野版 掲載号:2012年7月14日号
  • googleplus
  • LINE

お盆前 小菊出荷が最盛 県内約7割の生産量

小菊を収穫する栗原さん
小菊を収穫する栗原さん

 小菊の生産量で神奈川県内1位を誇る秦野市。お盆シーズンを控え、市内の菊農家では出荷最盛期を迎えている。

 県内生産量の約7割を占める秦野の小菊。市内には現在小菊栽培を行う農家が約40軒あり、7月のお盆シーズンを皮切りに8月の旧盆、9月の彼岸と、10月の終了シーズンまで、全国へフル稼働で出荷を続ける。

 秦野産の小菊は、仏花で重要視される「日持ち」が良く、鮮やかさや葉・花弁のハリなど全体的に高品質だといわれている。JA花き部会の加藤政市会長は今年の生育状況を「若干遅れはあるものの良い出来」と誇らしげに話す。春先の低温続き、台風や雹など、小菊だけでなく夏の農作物全体にとって厳しい環境だったが「病害が発生しなかったことが幸い」と出荷ピークの七夕を過ぎ、ほっとした表情を見せる。

 シーズンにあわせ6月22日に行われた県の品評会では、市内で露地の小菊栽培農家を営む栗原忠司(ただし)さんの育てた小菊が1位に選ばれた。

 「80歳代の方も多い中、まだ『若手』の自分の菊が選ばれたのは、嬉しく、ありがたいこと」と話す栗原さん。62歳で会社を定年退職後、家の農業を継ぎ露地の小菊栽培を始めた。会社勤めの間に畑を支えてきた奥さんと現在2人3脚、最盛期には娘さんの手伝いを受けながら栽培を続けている。7月中に約2万本の小菊出荷を予定しているという。

 秦野の小菊の品質について、農業の基本である水と土に恵まれている点をあげ、「うちの土も地元今泉の堆肥を使った栄養たっぷりの自慢の土」と白い歯を見せる。

 「秦野市の小菊は今までも多くの人が受賞している。賞を通じ、今後も全体で品質向上を図っていければ」と笑顔で話した。
 

秦野版のトップニュース最新6件

秦野版の関連リンク

あっとほーむデスク

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年5月4日号

お問い合わせ

外部リンク