お世話になった故郷に恩返しを―画家・岡村泰成さんが同窓の1951年大根中卒業生で組織する緑窓会(119人)の協力のもと、22日に岡村氏制作の絵画を大根小・中、広畑小、鶴巻小・中学校に1作品ずつ寄贈した。
岡村さんは戦後疎開先として秦野に定住し、大根小・中、秦野高校を卒業。お札のデザインをしていた父と週末は野山へスケッチに出かけ、基本的な水彩画を学んだ。高校卒業の頃、宮永岳彦氏の活躍に憧れ、デザイナーになることを決意。東京藝術大学卒業後、広告代理店で企業のテレビ・ポスターなど広告を制作。定年を迎える頃から本格的に絵画制作に力を注いでいる。創作画人協会理事兼事務局長、同会主催の「創展」で文部大臣奨励賞や茨城県知事賞などを受賞。「お米とわたし」JA作文・図画コンクール審査員も務める。現在は東京都在住。
寄贈は、岡村さんが4月に行われた秦高同窓会に数年ぶりに出席し「お世話になった地域の各学校に作品を飾らせてもらえないか」と、緑窓会事務局長の青木繁美さんに相談したことがきっかけ。翌月の同会同窓会で「喜寿を迎える記念の年であり、卒業生が活躍している証にもなる」ということから会員も賛同し、市との調整などを協力することになった。寄贈された絵画は大きいもので約260×162cm。岡村さんが「子ども向けのものを」とピックアップした中から、各校が選んだ。なお現在、秦野高校にも寄贈したい意向を県に伝えている。
22日には会メンバーが各校に絵画を設置。終了後、大根中で内田賢司教育長から感謝状が渡された。岡村さんは「故郷に作品を置かせてもらえて、とてもうれしい。受け入れてもらえてありがたいです。作品が子どもたちの情操教育につながれば」と笑顔を見せた。各校の校長は「飾った場所が明るくなった」「末永く大切にします」と感謝を述べていた。
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