大根川ポンプ場 9月末に稼動へ 排水能力は約3倍
鶴巻地区の浸水被害防止を目的に、2007年度から建設が進められてきた「大根川ポンプ場」が9月末、下水道事業団から施設引渡を受け稼動を開始する予定だ。建設費用は約26億円。
同ポンプ場の建設場所は、市立おおね公園の東側約500mの大根川沿い。新川と代々木水路の合流地点にあたり、同地域の排水をになってきた鶴巻排水機場とは用水路を挟んで隣接している。
鶴巻地区の浸水被害の主な原因のひとつは、台風などの大雨時、用水路等に排水能力を超える大量の水が流れ込み上流であふれ出してしまうというケースだ。
市ではこの対策として、用水路等からポンプで水を汲み上げ大根川に放流するという方法を取っているが、排水が追いつかず例年数回の浸水被害が発生してきた。
新設のポンプ場は排水量が同排水機場の約3倍の毎秒15・1㎥で、これはドラム缶約75本分に換算できる量だ。降雨量で計算すると毎時50㎜の雨水を排水できる能力になるという。
これまで同排水機場は、大雨により用水路が一定水位を超えてから職員が駆けつけポンプを作動していた。大根ポンプ場では24時間排水が行われ、また水量が増えると自動的に別のポンプが作動して排水量も増えるシステムになっており、水量の増加に早期に対応ができるようになる。
しかし近年は突発的な大雨が増え、市内でも7月14日未明に毎時67㎜の降雨が計測され床上浸水などの被害が発生している。この状況に対して市下水道河川整備課では「排水する大根川自体の降雨強度が毎時50㎜であるため、ポンプ場はそれを最大限利用する設計。近年の毎時100㎜、70㎜といった大雨では被害がゼロになるものではないが、被害を最小限に抑えることができる」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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