ポリオワクチン 集団から個別接種へ 市内対象者は約2千人
ポリオ(急性灰白髄炎)予防接種のワクチンが9月1日から、従来の生ワクチンに代わり、関連麻痺のない不活化ワクチンの定期接種に切り替わった。今年度中の市内の対象者は約2千人で、医療機関での個別接種となる。当初10月に予定されていた市の集団接種は実施されない。
例年市では春秋の2回、集団接種を実施していたが、ワクチンの切り替えに伴い、各医療機関で通年受けられる個別接種に変更した。接種方法は経口接種から皮下注射へ変わり、接種回数は4回となる。
不活化ワクチンの初回接種(1〜3回)は、それぞれ20日以上の間隔をおいて3回、追加接種(4回目)は、初回接種終了後、6カ月以上の間隔をおいて1回受ける。生ワクチンを2回接種済の人は改めて受ける必要はない。また、生ワクチンを1回接種済の人は、2回目以降は不活化ワクチンを受けることになる。
初回接種の費用は無料。追加接種は現在、国内臨床試験実施中のため、試験データが整い次第、定期接種として実施される予定。現段階で追加接種を受ける場合は任意接種となり、費用は自己負担となる。
市内で受けることができる医療機関は24施設。市外であっても、秦野伊勢原医師会、平塚医師会に加入している医療機関で受けられる。市の契約医療機関外で受けた場合は、書類等が必要となる。また、全額自己負担となる可能性もある。
市では、市民のポリオ接種回数などを把握する予防接種台帳に基づき、2回目の接種がされていない対象者と保護者に、切り替えの旨を記した通知を8月29日付けで郵送した。その他、市の広報誌やホームページ、ポスターなどで注意喚起している。
切り替えに伴う増加費用は、6769万円。市議会9月定例会に提出される議案(補正予算案)に組み込まれている。
担当する市健康子育て課親子健康班は「お子さんが接種可能な時期になったら、慌てずに早めの接種を」と呼びかけている。
予防接種の問合せは、同班【電話】0463・82・9604へ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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