障害を克服し知事表彰 堀山下 日沖美代里さん
堀山下在住の日沖美代里さん(61)が、障害を克服し、立派に自立し社会活動を継続しているとして、2012年度神奈川県障害者自立更生者の知事表彰を受けた。県内では3人の自立更生者が受賞され、市内在住者では2年ぶりの受賞となる。
日沖さんは三重県出身。1歳7カ月の時にいろりの中を裸足で歩いてしまい、両足に負ったやけどが原因で、歩行に支障があった。歩行をしやすくするため、19歳の時に大学病院で両足の指を全て切除。足袋型の義足を作り、病院などで歩行訓練を重ねると、歩くのが楽になり山登りもできるようになったという。
50歳の時、やけどの後遺症から左足底に皮膚がんを発症した。左膝から下を切断し現在は膝下の義足をつけ生活を送っている。
夫の転勤を機に1986年に秦野へ。市身体障害者福祉協会に所属し1997年から支部班長、本部役員などを務めてきた。同協会で行う歩行訓練やバス旅行には「みんなが少しでも楽しくできるように」と積極的に参加している。また、自動車を自分で運転できるので、障害のある友人の病院への送迎なども行う。「自分でできることは自分でやる。普通のことを普通にしているだけ」と話した。
結婚前は専門学校で和裁を学び、紡績工場で和裁の教師をしていた日沖さん。趣味は手芸品づくりで、協会の女性部で集まり、古い着物を再利用して小物などを作る手芸教室も楽しみの一つだという。これからも手芸だけでなく「もっと外に出て色んなことを仲間とやりたい」と抱負を語った。
表彰に関して「立派な人は他にも沢山いる。私みたいなものが」と謙遜したが「いただけたことはありがたいです」と話した。
|
|
|
|
|
田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
|
|
|
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|