秦野市在住の南米音楽の演奏家、木下尊惇(たかあつ)氏が、福島第一原子力発電所事故の影響で避難生活を続ける福島県川俣町の山木屋小学校の5年生と一緒に制作した「わ」という曲が、現地の被災者を励ましている。
木下さんが震災後何か手伝えることはないかと川俣町を訪問した際に山木屋地区でコンサートを開催したことがきっかけとなり、山木屋小学校5年生の総合学習の一環としてフォルクローレを教えることになった。
子供たちが考えた詩の中から共通する「仲良し」「みんな」「友達」という言葉を組み合わせ歌詞をつくった。「歌を作るのは難しくない。音符はいらない。リズムとメロディで十分」と作曲も子供たちが行った。完成した曲は人と人のつながりを込め「和」と「輪」をかけて「わ」と名づけた。一方で「プロの仕事のすごさも知って欲しかった」とレコーディングやジャケットにもこだわり、一般に販売されているCDと同じ出来栄えに仕上がった。現地でCD制作記念コンサートも開催し、元気な歌声を披露、被災者を元気づけた。
演奏家として全国に飛び回る木下さん。「被災地の状況を全国に伝えるとともに、全国の情報を被災地に届けたい」という。「残念な出来事をきっかけに、より良い世の中にしていかなければならない。音楽を通じて少しでも力を尽くしていきたい」と話す。
このCDは1000枚をプレス、非売品だが希望者には無料で配布している(希望者多数の場合は抽選)。問合せは【電話】0463・26・6236木下さん。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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