堀川小 パラ五輪金・秋山さん来校 児童らが「会いたい」と依頼
昨夏イギリスで開催された「2012ロンドン・パラリンピック」の、競泳女子100m背泳ぎ(S11クラス)で金メダルを獲得した秋山里奈さん(25・伊勢原市在住)が1月21日、市立堀川小学校(高橋忠校長)を訪れトークショーを開催した。
秋山さんの訪問が実現した裏には、堀川小の子どもたちの熱い思いがあった。
「より良く、人とかかわり合うために」を総合学習の学級テーマにしていた4年1組(和田晃江教諭)は、身体の不自由な人ともかかわっていきたいと、福祉の学習にも力を入れていた。手話や盲導犬、点字などの勉強を進める中で、パラリンピックについても理解を深めていった。
新聞などで出場選手の活躍が紹介されると、自宅から記事を切り抜いて持ってきた児童がたくさんいたという。その中で秋山さんが伊勢原市在住と知り、「隣の市にこんなにすごい人がいるなんて。会って話を聞いてみたい」という思いが子どもたちの中で大きくなっていった。
同校では、「何とか学校に来てもらえないだろうか」と考え、急きょ訪問依頼のカセットテープを作成した。会いたいという思いと学習の取り組みを吹き込んだのは4年生の代表児童6人。このテープを、昨年11月に伊勢原市で開催されたパラリンピック報告会で和田教諭が直接手渡し、後日、秋山さんから「ぜひ、学校へおじゃまさせてほしい」と返事があった。
「夢や目標を諦めないで」
当日、秋山さんは金メダルを首から下げて登壇。全校児童と保護者約500人を前に「応援してくれたことや、会いたいという気持ちがすごく伝わりました。直接お礼が言いたくて来ました」とあいさつ。
水泳や金メダルにかける思い、苦難や喜びなどを振り返った後、白杖や点字の機械などを紹介した。また、幼児期に髪の毛が少なかったことで家族から「はげ」というあだ名で呼ばれていたことを話し、児童の笑いを誘う場面も見られた。
秋山さんには子どもたちから校歌と花束のプレゼントがあった。秋山さんは「たくさんの本を読んで学んで下さい。夢や目標を諦めず、頑張ることを忘れないで」と呼び掛けた。
金メダルに触れた子どもたちはみんな興奮しながら、「すごい。私も習い事をもっと頑張りたい」と話していた。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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