市消防南分署 緊急車両用給油所 設置へ 大災害時に安定供給
東日本大震災を踏まえ、大災害時における緊急車両の安定的な燃料供給を確保するため、秦野市は、市消防署南分署(立野台2の5の6)に自家用給油所の設置を計画し、2013年度事業予算に1990万円を盛り込んだ。現在開催中の市議会で、議案が可決されれば今年中に着工され、同年度末には完成する予定だ。
自家用給油所を設置予定の南分署は、施設面積も大きく、市内にある各分署や消防本部から行きやすい場所にある。また、救急車などが、大規模災害時に秦野赤十字病院にけが人を搬送したあと、速やかに給油を行えるという利点も考えられたという。同署の訓練場の地下に貯蔵タンクを作り、自家用給油所を設置する予定だ。
東日本大震災の発生時、市内で消防車両や救急車などの緊急車両に燃料が行き渡らなかったという不具合はなかったが、自家用給油所を設置することで、防災消防活動体制の強化、大災害時に緊急車両に燃料が行き渡らず救出に遅れが出るなどのリスクを避けることを見込んでいる。
備蓄燃料はガソリンと軽油。現在、市内の緊急車両はガソリン車が43台、軽油車が23台、計66台が配備されている。設置予定の燃料タンクには、大規模災害の発生時、救急車などのガソリン車が9日間、消防車両などの軽油車が3日間、フルに稼働したとしても、まかなえる量を常時備蓄する予定だという。
原則は緊急車両の燃料をまかなうための給油所だが、災害の終息や、燃料確保が確約できれば他の公用車などにも供給することを考えているという。また、平常時には市内の全緊急車両の燃料補給場所として使用する予定だ。
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