3年かけ 収穫が本格化 菖蒲の「桃の里」
菖蒲集落組合と菖蒲地区農村景観保全会が協力して取り組んでいる「桃の里」で、今月に入り桃が収穫期を迎えた。2011年に苗木を植えた桃は昨年から出荷を始め、3年目の今年から収穫が本格化した。
遊休農地の有効活用の一環として始まった同事業。発足当初は7人だった農家も現在は14人に増え、合計約320本の桃の木を栽培している。両組織で代表を務める矢口敏郎(としお)代表は「とてもデリケートな果物」と話し、作業は全て手作業。参加者は年に数回、県の農業技術研修を受講し、剪定や施肥の仕方を学んでいる。
栽培しているのは、黄桃系の「ひめこなつ」と白桃系の「ちよひめ」の2つの極早生品種。桃は一般的に、高温多湿による病虫害を防除するため10回ほど消毒するが、気温の上がる前に実をつける極早生品種は4〜5回で済むメリットがある。
メンバーの諸星一雄さんは6月6日に収穫し、農協の直売所「じばさんず」に出荷した。「今年は雨が少なく、桃にとっては良い環境だった」と話すが、「毎年毎年天候は違う。いい桃を作るために工夫していかないと」と意気込んだ。また「適期に病害虫防除などの作業をすることが大切」と矢口さんは話す。
今後はもぎ取り観光も視野に、増産と良質化を目指している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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