秦野署管内 最年少の青パト隊員誕生 渋沢地域を巡回
青色回転灯を灯しながら、地域の安全に目を光らせる――。青色回転灯装備車(=青パト)による自主防犯活動を行う市民団体「一般社団法人みん会」が設立され、6月28日から渋沢地域のパトロールを開始した。同会を立ち上げた加藤祥悟さん(34・渋沢在住)は、秦野警察署管内で青パトによる防犯活動を行う団体の代表としては最年少となる。
普段、介護福祉士として市外の事業所で働いている加藤さん。以前から「何か人の役に立つことがしたい」と考えていたという。他団体の青パトを運用した防犯活動を仕事帰りに見かけて「これなら犯罪の抑止効果があるのでは」と思い立ち、昨年の夏に秦野警察署へ活動するための準備や要件などを相談した。
青パトの運用は、市や警察署長などから防犯活動の委嘱を受けた団体に許可されるもので、継続的な防犯パトロールができるなどの一定の要件を満たす必要があることを確認。加藤さんは知人らに声をかけ、みん会(会員3人)を立ち上げ、関係各所に精力的に働きかけ、許可を取り付けた。
同会が巡回を行うエリアは渋沢地域。自家用車に青色回転灯とステッカーを貼り付け、夕方から夜間を中心にパトロールする方針だ。活動は週1回、土曜または日曜を予定しているが、加藤さんは「今後、活動日を増やしていければ」と話している。
活動初日の6月28日は、午後7時30分頃から約1時間巡回を行った。昼間は賑やかでも、夜になると暗く人通りのない道があることに気付き、「これから巡回が必要な場所が分かってくると思う。今後は重点的にその様な場所を回りたい」と意気込みを語った。
団体名のみん会は、人々を表す漢字「民」を採用して名づけられた。
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