秦野版 掲載号:2013年7月20日号
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全国建具展示会 鳥取大会で入賞した 佐藤 慎司さん 河原町在住 47歳

伝統技の魅力に一直線

 ○…「細かいピースを組んでいて、スッと形にはまる瞬間が好きですね」。鳥取県で行われた第47回全国建具展示会で入賞。今回で3回目の出品となるが、前回からステップアップしての受賞だ。出品したのは円筒状の行灯。木材を曲線で加工するのは、自身の持つ技術としても挑戦だった。「今回の形は、尊敬する職人さんが作っていた作品に着想を得ています」と話す。

 ○…茨城県出身。20歳のときに縁あって秦野市に引っ越してきた。20年ほど前、結婚を機に市内の『(有)山口木工』に就職し、親方の下で修行を積んだという。仕事では主に扉などを作っていたが、次第に組子細工に興味を持つようになった。県建具協同組合が開催した講習会に参加し、そこで組子細工を受講。小さな木材を釘を使わずに手作業で組み合わせ、模様を作るという伝統技の魅力にはまった。その時に作った衝立は、今でも家の玄関に飾ってある。

 ○…それから仕事の傍ら組子細工を作り始め、6年前に独立し「佐藤建具工房」を開業。現在は一級建具製作技能士として木製建具・小物などを製作している。仕事の中心は扉や引き戸などだが、受注の際に行灯や衝立などの小物も一緒に紹介する日々。「組子細工だけでは、なかなか生活していけない」と苦笑い。今の時代、需要が少ないのが悩みだ。「若い人にこういう物があることを知ってもらい、関心を持ってもらえれば。ご年配の方には改めて認識してもらえると嬉しいですね」と話す。

 ○…僅かな誤差でかみ合わなくなる組子細工。しかしそれが上手くはまったときの爽快さに惹かれている。「手先は器用な方ではない」とも話すが、集中しだすと一直線。渋沢にある工房で、朝から晩まで熱中していることもあるとか。「扇風機や柱時計なんかも組子で作ったら面白いと思う。何が作れるかアイデアを考えている時間が楽しい」。笑顔で語る瞳が、キラリと少年のように輝いた。
 

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