秦野市柳川在住の山田大樹さん(56)が監督した映画「じんじん」の上映会が、市文化会館大ホールで11月9日(土)に開催される。主催者の秦野市上映実行委員会には、行政や商工業、ボランティアほか約30団体が参加。組織や団体の垣根を越えて映画を応援している。
「じんじん」の舞台は、北海道剣淵町。この映画を企画し、主演も務めた大地康夫さんが2007年、現地を訪れて目にした、仕事の合間をぬい子どもたちに絵本の読み聞かせをする町民の姿が物語のベースだ。
山田さんは現在、主にテレビドラマの監督として活躍中。大地さん主演のシリーズを手掛けたこともあり、今回、その手腕を買われ大地さん本人から監督への要請があったという。
「テレビドラマと比べると、映画は表現の自由度が高い」と、自身10年振りの映画作品に意欲的に取り組んだ山田さん。撮影は、初夏の剣淵町と松島(福島県)で4カ月間かけて行い「満足できるカットも多く撮れた」と納得の表情。昨年11月、都内で完成試写会を行い大地さんからは「ありがとう」と言葉をかけられたという。
出来栄えに納得しているという一方で「興行的な結果も気になる」と製作者としての責任感ものぞかせた。
同作品は「スローシネマ」という公開方式をとっている。劇場公開だけでなく、市町村などで実行委員会を立ち上げ公共施設やホール等で数年かけ上映会を行っていく手法だ。
秦野市では、フィルムコミッション事業を運営する秦野市観光協会が実行委員会の設立に尽力。2度の試写会を行ない協力を呼びかけた。8月20日現在で、古谷義幸市長、秦野商工会議所関野義一会頭らが名誉会長や副会長に名を連ねたほかJA、市議会、商連、奉仕団体、読み聞かせボランティアなど幅広い団体が委員会に参加している。
山田さんは「大好きな秦野で自分が作った映画を応援してもらい嬉しい限り。ぜひ多くの人に見ていただきたい」と話した。
「じんじん」秦野上映会は11月9日(土)、市文化会館大ホールで、午後2時30分からと6時からの2回上演。入場料は一般・シニア前売1000円(当日1500円)、高校生以下は前売り、当日とも800円。未就学児は無料。チケットは市文化会館と同協会で販売中。問い合わせは同協会【電話】0463・82・8833へ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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