長沢正巳さん(河原町)撮影 同日にダイヤ、パール富士 秦野市内で19年振り
富士山の山頂に重なるように月が沈む「パール富士」と、太陽が沈む「ダイヤモンド富士」。この2つの自然現象が、19年振りに同一日に秦野市内で観測された9月20日、天文愛好家の長沢正巳さん(57・河原町在住)がそれぞれの撮影に成功した。
長沢さんは、湘南天文同好会に所属。今年3月には、飛来したパンスターズ彗星が尾を引きながら富士山頂で輝く光景など、貴重な天体ショーの撮影に成功している。
今回、長沢さんはパール富士を市内で撮影できるポイントをパソコンで特定した際、9月20日に観測できることを確認。この日は、弘法山公園からダイヤモンド富士も観測できることから、同一日の撮影を狙ったという。
この時期、月が西に沈むのは早朝だ。長沢さんは南が丘にある牧場付近で、午前5時34分に訪れるその瞬間を待った。
その数分前に太陽が昇り始め富士山を赤く染める中、直前まで月にかかっていた雲も消えた。偶然飛び立ったカラスが大きく翼を広げている姿も写りこみ「普段は邪魔なカラスも、今回は憎い演出をしてくれた」という会心の1枚となった。
もう一方のダイヤモンド富士は、半日後の午後5時20分に弘法山公園から撮影。絶好の撮影ポイントとして有名な同公園で、1時間以上前から場所を確保して無事にカメラに収めた。
長沢さんは、「(同一日にパール富士、ダイヤモンド富士が観測できる)今回の現象は、9月20日の南が丘から弘法山公園間の広範囲に特定しても、19年に1度の珍しい現象です」と話した。次回、観測できるのは2032年9月20日だという。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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