シクラメン出荷いよいよ 県内シェア2位の特産花
秦野市の特産花のひとつシクラメンの出荷シーズンが、いよいよ始まった。JAはだの花き部会鉢物部(部員18人)のシクラメン農園では、12月2週目ごろをピークに、出荷作業に追われる日々が続く。
秦野産シクラメンは、出荷量のシェアが県内2位の18・8%を占める。
鉢物部の部長を務める冨田茂靖さん(34)は、父親の新一さん(62)と冨田花園(今泉1205)の温室で約4万5千鉢のシクラメンを栽培している。
栽培品種は約50種類で、温室内は赤、白、ピンクなど色とりどり。花も大小、フリル状など多種多様。秦野で育種された八重咲きのシクラメン「フェアリーピコ」なども可憐なピンク色の花を咲かせている。
これから多い日には1000鉢以上が、関東一円の生花市場などに出荷されていくそうだ。
茂靖さんのシクラメン栽培は11年目。「1年間手を掛けただけ良く育つ。自然のものなので、毎年花の出来が変わるところが、難しくもあり面白い」と笑顔を見せる。今年の生育状況は「夏の暑さが10月上旬まで続き開花がやや遅れ気味でしたが、これからどんどん見頃になります」という。
温室は、一般の人でも見学でき、その場でシクラメンの購入もできる。「つぼみが多く付いているもの選んでいただければ、長くキレイな花を楽しんでもらえます」とのアドバイスも。
秦野産シクラメンは、市内の各農園や、平沢のはだのじばさんずで購入することができる。
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