名水RC ブータンに浄水器寄贈 山岳地域の中学校へ
秦野名水ロータリークラブ(=RC=、桐山晃忠会長)と古河東RC(茨城県古河市)のメンバーが11月16日、ブータン王国の中学校に浄水器を寄贈した。
名水RCではブータン在住の日本人の知人から、浄化されていない水を飲んだ子どもたちが伝染病や下痢などを発症している状況を聞き、浄水器の寄贈に向けて準備を進めてきた。この取り組みに友好クラブの古河東RCが協力した。
寄贈先は、空港からバスで5時間半の標高2500メートル以上の山岳地域に建つバシュカ中学校。当日はブータンの教育省職員や学校長、村長、生徒らが、桐山会長らを出迎えた。
寄贈セレモニーで両クラブ会長によるテープカットが行われた後、バルブが回され10個の水道の蛇口から透明な水が流れると会場には歓声と拍手が上がったという。文房具も生徒たちに贈られ、感謝の気持ちとして教師や生徒たちによる舞踊が披露された。
桐山会長は、セレモニーを終え帰路に着くバスに向け田んぼのあぜ道に並んで大きく手を振っていた生徒たちを思い出し、「あの光景が脳裏に焼きついて、熱いものが心にこみ上げてきます。浄水器を送って本当に良かった。やはり現地に来て、現地を見て、現場で考える必要があると思いました」と話した。
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