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秦野版 公開:2013年12月12日 エリアトップへ

ダリアが展覧会で金賞 上大槻の生産者 東花園

公開:2013年12月12日

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金賞のダリアを持つ小島さん夫妻
金賞のダリアを持つ小島さん夫妻

 花の生産技術向上のための「花とみどりのフェスティバル神奈川県花き展覧会」(主催/神奈川県、(社)神奈川県園芸協会ほか)が11月30日、12月1日に横浜市で開催され、秦野市内の生産者・東花園(小島実代表/上大槻768)が出品したダリアが金賞(神奈川県知事賞)に、デルフィニウムが銀賞に選ばれた。

 県内の生産者から約400点の花きが出展された同展覧会。東花園のダリアとデルフィニウムは「一般切花」で受賞した。

 生産者は小島実さん(48)、有実さん(45)夫妻。実さんはカーネーション農家だった父を継いだ2代目で、現在約700坪の温室と約600坪の畑でダリア、デルフィニウムのほかトルコキキョウ、アネモネなど8種類ほどを栽培している。

 実さんが家業に入った頃、カーネーションの需要は次第に陰り始めていた。そこで「新しいものを」とデルフィニウムの栽培に着手。今では東花園で定番となったデルフィニウムでは、これまでにも様々な賞を受賞している。

 金賞に選ばれたダリアを栽培したのは今年が初めてだという。実さんはこれまでの経験を活かしつつも「初めてだからまずはダリアが育ちたいように育てよう」と栽培方針を決めた。結果、展覧会では「咲き方、色、大きさなどの揃いが良く大輪であった」とされ、金賞に輝き、生花店、市場から品質の素晴らしさに喜びの声が殺到したという。

顧客との繋がり大事に

 東花園の花は小田原や東京の市場に出荷、市内ではじばさんずで販売している。

 これまで、生花店からの花の感想は市場を通して生産者に届けられていたが、現在、東花園ではフェイスブックを活用し、顧客である生花店と直接繋がりを持ち、感想を聞いたり、要望を受けたりするという。

 「自分の育てた花への声を直接聞けるから評価されているという実感が湧く」と実さん。金賞のダリアも生花店から「東花園さんが作ったダリアをみてみたい」という要望が栽培のきっかけのひとつになったという。生産者と生花店の顔の見える関係作りによって、期待が寄せられる反面、いいものをつくらなければというプレッシャーもあり、程よい緊張感を保っている。

 東花園のコンセプトは「花・1輪1輪、花びら1枚1枚の美しさを大切に」。実さんは「現状に満足することなく、品質にこだわり、もっと喜んでもらう花を育て、値段以上の価値を提供していきたい」と話した。
 

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