「良いことは何でもやる」 関野会頭インタビュー
年頭にあたり秦野商工会議所 関野義一会頭にインタビューを行った。会頭就任2年目を迎え、「地域経済活性化のために、できることは何でもやる」と決意を示した。
――秦野市内の経済状況と今年1年の見通しについてお聞かせ下さい。
「アベノミクスにより大手企業の業績は伸びていますが、市内の中小企業や商店の状況は依然として厳しい。4月の消費増税では、やっと持ち直しつつある消費がそこで冷え込むことも懸念しています」
――会頭就任から2年目の抱負は。
「会頭という立場で1年間秦野を見て、まちの停滞に危機感を持っています。私どものもとには会員からの切実な要望が届いています。市や各種団体への働きかけなど、職員全員がスピード感をもって『良いことは何でもやる』という姿勢でのぞむつもりです」
「サンマル運動」で消費活性化を
――昨年10月に『30000(サンマル)運動』を打ち出しました。狙いは。
「市民の皆さんに地元商店街で、1年間あたりこれまでより3万円多く消費してもらおうというスローガンです。秦野市の人口が約17万人ですから、50億円分消費が増えることになります。さっそく秦野市商店会連合会が30000運動の協賛として、12月・1月にキャッシュバックセールを実施していただき感謝しています」
――見えている課題は。
「市民の皆様に消費をお願いするには、まず地元商店に買いたい商品や利用したいサービスがあることが大前提です。市内の経営者には、ナショナルチェーンと競争しても負けないような一層の企業努力が求められます。また、協賛セールなどが市内全体に波及していくよう、工業や行政にも働きかけを行っていかなければなりません」
――日頃から、若手経営者への期待を話されていますが。
「市内の中小企業や商店は、世代交代の時期に入っています。若手経営者による『秦野あきんど育成塾』が、昨年11月に婚活イベントを開催し7組のカップルが誕生したとも聞いています。そのように若者同士がつながり、将来への希望を持って切磋琢磨をしてもらいたい。また、自分がそうであったように『親を超えてやる』くらいの気概を持って、ぜひ新しいことにチャレンジして欲しいと願っています」
――行政との連携は。
「私どもの事業は、市と連携することでより実効性の高いものになります。また、市の事業や備品購入において、地元企業を優先して欲しいという要望も引き続き行っていきます」
――最後にメッセージをお願いします。
「引き続き厳しい環境ではありますが、役職員一丸となり地域振興に努めてまいります。会議所会員の企業そして市民の皆様に、今後ともご支援ご協力をお願い申し上げます」
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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