秦野版 掲載号:2014年3月6日号
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加藤優(ゆう)選手 目標は「レギュラー、世界一」 日本代表候補に

最終出場メンバーを目指す加藤選手
最終出場メンバーを目指す加藤選手

 9月に行われる「第6回IBAF女子野球ワールドカップ宮崎大会2014」の出場メンバーを選考する、女子の硬式野球日本代表(通称・マドンナジャパン)の合同合宿が2月22日、23日に千葉県で行われ、加藤優(ゆう)選手(18・秦野市在住)が参加した。

 5歳から野球を始めた加藤選手の父は少年野球・秦野ドリームスの加藤文彦監督。ドリームス時代はどのポジションでもこなすオールラウンダー。大根中学入学後は、秦野ボーイズ等に所属し、男子生徒に交じり白球を追いかけた。

 この春、厚木商業高校を卒業し4月から高校在学中から所属しているアマチュアチーム・アサヒトラストの母体企業に就職予定だ。既に一部報道で愛くるしいルックスが取り沙汰されているが「不本意」ときっぱり。「プレーで取り上げてほしい」と野球での活躍に意欲を燃やしている。

 女子野球ワールドカップは2年に一度開催され、今年は8カ国が出場予定。ポジションはライトで、遠投79mの強肩も武器だ。女子野球日本代表は、宮崎大会にワールドカップ4連覇をかけて戦う。

 日本女子野球には高校、大学、専門学校、一般クラブを合わせて48のアマチュアチームがある。日本女子プロチームは4チーム。

 合宿に参加したのは所属チームの監督から推薦された26人で、最終出場メンバーに残れるのは20人。加藤選手は過去に中学時代から2回挑戦しどちらも振るわず。今回3度目の挑戦で代表候補入りを果たした。

 目標は「JAPANのレギュラーになり、世界一になる」と力強く抱負を語る加藤選手。外野手の候補は5人。4大会連続で代表入りの志村亜貴子選手(32・アサヒトラスト)を除いては、10代、20代の若手外野手が揃う。今後プロ選手も合流し、9月のワールドカップに向け、練習、試合、合宿などを行い、夏頃に最終出場メンバーが発表される。

 選手間のコミュニケーションが良くとれるようにと日本代表の大倉孝一監督の計らいもあり、加藤選手は「最初は緊張したけどいい雰囲気だった」と合宿を振り返る。練習では細かい連携プレーを中心に、チームの約束事を決めていった。

 加藤選手が第一に考えていることは日本代表の世界一。そのため、コミュニケーションはもちろん、戦力として貢献していきたいとバッティングにも熱が入る。

 野球に対する姿勢やプレー以外にも、プライベートな面でも「憧れ」である志村選手はセンターを守っており、加藤選手は「日本代表のレギュラーとして志村さんの隣を守りたい」と話した。

自分の意志で歩む道

 幼少から野球での活躍は注目され、ソフトボール部の強豪として知られる厚木商業高校へ同部監督からの誘いを受け入学。しかし、高校1年の冬、退部してしまう。今までやってきた野球との違いを感覚的に知った。「野球があって当たり前」という環境で育ってきたが、「ながら」で続けてきた部分もあり、それが露呈したのがこの時だった。

 それから3カ月、野球と向き合い、悩んだ時期があった。ときにはドリームスで練習をしていたグラウンドを訪れ「あの時はすごい頑張っていた」と思う反面「今自分は何をしているんだ」とうつむく事もあった。誰にも相談できない日々の中、ある日、幼稚園から一緒の野球仲間の親友に打ち明けた。親友は「今は休め」といい、その言葉に救われたこともあったという。

 一方、両親の心境も複雑だった。「もう一度野球を」と期待しながらも、無理強いはせず、娘の意志に委ねていた。母親とのドライブ中、道の反対側のバッティングセンターを見て「打ってみようかな」との娘の言葉に母親は急いで車をUターンさせたこともあった。

 立ち止まった中で気付いた野球の存在の大きさ。「硬式野球をもう一度やりたい」という気持ちが芽生え始めた時、アサヒトラストの練習に参加。質の高い練習を見て「一気に引き戻された」とその日に入団を決意。自らの意志で第二の野球人生を歩み始めた。アサヒトラストのキャップ裏には「恩返し」「強気」「笑え」という言葉が並ぶ。

 加藤選手は、徐々に増えている市内の女子野球の後輩に「自分の気持ちと目標を強く持ってやっていって欲しい」と話した。
 

加藤選手のキャップ
加藤選手のキャップ

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