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秦野版 公開:2014年4月10日 エリアトップへ

高橋安衛さん(西大竹在住) 次代につなぐ横笛の音 若者らに祭り囃子指導

公開:2014年4月10日

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横笛を指導する高橋さん(右)
横笛を指導する高橋さん(右)

 秦野市内では数少ない祭り囃子の横笛奏者高橋安衛(やすえ)さん(63・西大竹)が、後継者の育成に尽力している。例大祭など市内神社の春祭りを控え、高橋さんのもとに市内各地の20代から50代の11人が集まり、毎週末練習に励んでいる。

 高橋さんが横笛を始めたのは今から約30年前。地元の西大竹に1人だけいた奏者が引退し、それから20年間笛を吹く人がいなかった。毎年、祭りの時期が近づくと、「誰かいるといいね」という声が聞こえてきた。そんな時に市の広報紙で見つけた「横笛教えます」という文字。高橋さんはすぐに連絡を取った。

 最初は息が抜けるばかりで、全く音が鳴らなかったという。楽譜などは無く、見よう見まねで指の動きを覚えた。「とにかく一生懸命食い入るように見た」と振り返る。笛のイラストを描き、手書きの楽譜も作った。「1日5分でいいから必ず練習するように」という教えを守り、日に日に上達。数カ月後には、自由自在に音を出せるようになっていた。

 横笛は「難しそう」と敬遠する人が多く、年々奏者が減っている。しかし、高橋さんの噂を聞きつけた地元の若手や他地域の人が練習に参加するようになり、練習場所である近所の自治会館は週末になると華やかな音色が響くようになった。

 高橋さんは、昔作った楽譜をパソコンで作り直すなど指導方法も工夫している。「笛の音はさわやかで清らか。心が洗われる。いつまでも伝承していってもらいたい」と話した。

 西大竹地区では4月12日(土)に嶽神社例大祭が行われる。このお祭りで弟子たちが横笛デビューする。「いつにも増して盛り上がるね」と嬉しそうだ。

手書きの楽譜
手書きの楽譜

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