パサデナ市との親交50年 訪問団迎え 20日記念式典
秦野市とアメリカ合衆国テキサス州パサデナ市との姉妹都市提携50周年を記念し、パサデナ市から姉妹都市協会の訪問団(エド・ゴード団長)9人を迎え、4月20日(日)、記念式典と市民交流パーティーが行われる。
半世紀の礎は牧師の交流から
秦野市とパサデナ市が姉妹都市提携をしたのは1964年。その前年4月、アメリカのバプテスト教会から訪日牧師として派遣されたハーバード牧師が大秦野バプテスト教会を訪れた際、パサデナ市長からの親書を当時の加藤秦野市長へ手渡したことに端を発する。6月には大秦野バプテスト教会の川上直之牧師(小田原市在住・92歳)らが答礼のためパサデナ市を訪問し、加藤市長からの親書を手渡した際、都市縁組を持ちかけられた。1964年、両市議会は姉妹都市提携を決議。以来、半世紀に及ぶ交流がスタートした。
その後、両市の市長や市民有志によって結成された訪問団の相互派遣や中学生、教職員の視察研修、親善留学などが行われる中で、両市青年会議所が姉妹提携、保育園、小中学校の姉妹校提携なども実現。両市の市長が変わっても親書を交わしたり、相互に祝ったりするなどして絶やすことなく親交を深めてきた。 近年ではNPO法人和楽器の会糸竹舎がパサデナ市を訪問し琴を演奏(2007年)、両市の選抜少年野球チームがパサデナ市で親善試合(2008年)なども行っている。今回5回目の訪問となるゴード団長は「両市の50年にわたる友好の一員となれたことを、光栄に思います」とコメントを寄せている。
両市の親善の礎を築いた川上牧師は「姉妹都市提携は秦野にとっても大変意味深いこと。今後もずっと続いて欲しいと強く願っている」と話す。
市民参加の交流
市民交流パーティーは商工会議所会館で午前11時から行われ、定員は当日先着順100人。会場には通訳者も同席するため、訪問団との会話も可能。入場は無料。
記念式典は文化会館で午後2時から行われ、入場自由。定員は当日先着順480人。両国歌の独唱、50年の歩みを紹介するほか、市内小中高校の児童生徒による合唱やダンス、弦楽演奏なども行われる。
式典終了後、市総合体育館広場北側のパサデナ通りに面するモニュメント(石碑)の近くで記念植樹式も行われる。時間は午後4時30分からで、日米友好の木とされる赤白のハナミズキを訪問団とともに植える。
40代から80代の訪問団9人は4月16日に来日。秦野市長への表敬訪問、パサデナ市テーグ小学校と姉妹校提携の本町小学校、同市スパークス小学校と同提携の西小学校、同市トンプソン中学校と同提携の渋沢中学校への訪問や、丹沢まつりへの参加も予定。訪問団には、宿泊を秦野のホストファミリーのもとで行う人もおり、21日(月)に帰国する。
訪問団帰国後も25日(金)まで文化会館で「伝えよう、秦野の魅力!写真コンテスト」の全応募写真作品が展示されている。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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