南が丘中学校で6月16日、戦争体験者による講演会が開かれ、全校生徒約290人が参加した。講師の高橋正雄さん(84・並木町)が戦時中の教育や国のあり方について話をした。
高橋さんは幼少期を満州で過ごし、終戦時は中学3年生。銃弾を造る工場で働きながら終戦を知らせるラジオを聞いて泣いたという。「戦争に勝つことが全てだと教えられ、男の子は兵隊、女の子は看護師として働いた」など実体験を交えた話に、生徒たちは耳を傾けた。
講演後、芹沢瑞帆さん(3年生)は「私たちが戦争を知ることができるのは教科書の中くらいです。今後また日本に戦禍が訪れないように私たちが努力しなければ」と感想を述べていた。
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