神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2014年7月26日 エリアトップへ

秦野市シルバー人材センターの理事長に就任した 水谷(みずのや)勝(まさる)さん 平沢在住 73歳

公開:2014年7月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

今も昔もそばに友達

 ○…「60歳以上の会員らが人生の第2のステージとして働くことで、地域貢献とともに生きがいを見つけるところ、それがシルバー人材センターだ」と力を込めた。副理事長を経て6月から理事長に就任。日頃の会員らの様子を「元社長も元サラリーマンも関係ない。みんな平等に活躍しているよ」と声をワントーン上げて話した。

 ○…百貨店で働いていた会社員時代。その頃は家と会社の往復の繰り返し。「その2つの場所以外の人を知らなかった。だからもっと人との交流を持ちたいと思っていた」。それが入会のきっかけだ。退職後62歳で会員となり、自動改札になる前の戸川公園の駐車場で料金徴集の係をしたり、水無川の河川敷でゴミ拾いをするなど仲間と共に穏やかに、そしていきいきとした日々を送ることができた。

 ○…生まれは秋田県。八郎潟のすぐそばの村で豊かな自然の中で育った。湖だった八郎潟で泳いだり、神社で草野球をしたり、雪が積もればソリで滑ったり…。「近所中に同級生が住んでいて、みんな友達だった」。少年時代の自分を「遊び好き」と笑い、暗くなるまで友達と駆けまわっていた頃に思いを馳せた。高校では野球で汗を流し、甲子園では一回戦突破の経験もある。卒業後、18歳で就職のため小田原へ。秋田駅へ行き、上野駅まで夜行列車で12時間の長旅。一大決心だった。「今では新幹線で4時間ほどで帰ることができるけどね」と、便利になって嬉しく思う反面、少し寂しげな表情だ。最近ではたまに、兄弟に会いに故郷へ赴いている。

 ○…今も昔も友人と過ごす時間は欠かせない。シルバー人材センターでは仕事はもちろん、グラウンドゴルフや親睦旅行など、会員同士が趣味を通して交流を深めている。「友達がいるというのは、ありがたい」。様々な人生経験を積んできた人が集まって賑わう空間が、活力の源となっているようだった。
 

秦野版の人物風土記最新6

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

松尾 正太さん

3人制プロバスケチーム「スピナーズ エグゼ」の球団代表を務める

松尾 正太さん

伊勢原市在住 47歳

3月22日

佐藤 晃弘さん

3月24日にライブ「和洋合奏宴」を開催する和太鼓奏者

佐藤 晃弘さん

今泉在住 37歳

3月15日

原 正一さん

令和5年度神奈川県スポーツ功労者表彰を受けた

原 正一さん

下大槻在住 82歳

2月23日

パシャイ モハメッドさん

特定NPO法人「イランの障害者を支援するミントの会」の理事長を務める

パシャイ モハメッドさん

南矢名在住 54歳

2月16日

柳川 昭二さん

秦野市陸上競技協会の会長を務める

柳川 昭二さん

鈴張町在住 69歳

2月9日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook