開局5年目を迎えたJ:COM秦野・伊勢原の舵取りを行う 上田 康夫さん (株)ジェイコムイースト秦野・伊勢原局局長 45歳
自分から動き、人と関わる
○…ケーブルテレビ「J:COM」の秦野、伊勢原を管轄する局として、8月で5年目を迎えた。「加入率は15%程度。まだまだ少ない中、差別化を図るために地域密着を進めることが重要。J:COMファンを増やしたい」と語る。『サタデーファイトフィーバー!』といった地元を紹介する番組のほか、伊勢原市と防災行政無線放送に関する覚書も交わし、9月からサービスが実施される予定だ。
○…相模原市出身。専門学校卒業後、システムエンジニアとして就職。しかし家族に「営業が向いている」と言われ、1998年、ケーブルテレビ会社「タイタス・コミュニケーションズ」に営業職として入社した。結果を出すため人一倍の努力を積み重ねたが、他人に悟られるのを良しとせず「隠してましたね」と振り返る。しかし今はと言えば一転「言ってますね」とおどけた表情。軽妙な語り口調、ユーモアを交えた話し方は、人と接し続けてきたキャリアを感じさせる。
○…2000年、タイタスが統合され、ジェイコムへ。今年春に局長として秦野・伊勢原局に就任した。「ここは山もあるし、自然が豊か。夏休みに父の故郷の長野へ戻ったようにほっとした」と印象を話す。「自分から出向いて把握する」ことを常に意識し、社員にも積極的に声をかける。「お客様のかゆい所に手が届くおもてなしをするためには、まず社員が楽しくないと」。そのための人材育成に力を入れていく考えだ。
○…趣味はゴルフ。しかし、現在は仕事に忙殺される日々で「最近はなかなか行けない」と苦笑い。体を動かすのは好きで、高校まで剣道に熱心に取り組んだ。全国大会に出場した経験も持つ。故障して辞めたものの、その時に努力し、成し遂げた思い出は「仕事をする上で、自分の大きな柱となっている」と揺るぎない声で語る。ここが節目の年。社員とともに一丸となって一歩、新たなステージへ踏み出す。
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