「8月16日には地獄の蓋が開き、閻魔様が地獄を留守にする」。この言い伝えから、昔はお盆になると、延命長寿の功徳を求め、閻魔堂がある秦野大日堂は参拝者で賑わったという。
そんな昔の文化を知ってもらおうと、8月16日、秦野みのげ文化の会が大日堂で閻魔詣を初めて催した。境内入り口付近の模擬店ではかき氷や芋団子などがふるまわれ、参道には市民が寄付した提灯約110個が並び、閻魔堂へ向かう参拝者を照らしていた。
当日は、市指定文化財の閻魔大王像や地蔵菩薩などが安置されている閻魔堂の「御開帳」も行われ、同会の説明に耳を傾ける参拝者で賑わった。「蓑毛以外の地域の人たちも訪れてくれた。また開きたい」と同会関係者は話す。
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