秦野産材を学習机に 上小で試験導入
秦野産材を有効活用しようと、小学校の学習机の天板に利用する試みがスタートした。導入は上小学校(市川知代校長)の6年生を対象に行われ、2学期から使用を開始。使い勝手などを確認しながら、全市への導入を検討するという。
天板に使用されたのは、秦野市内で切り出されたヒノキの無垢材。住宅用柱などに加工する際に出た端材を繋ぎ合わせて1枚の板に加工した。加工は秦野産材活用推進協議会のメンバーであり、地元の工務店である谷工務店が実施。通常使われている天板よりも厚く、側面部に「秦野産材」と刻印されている。
8月23日には、6年生が天板の取り付けを行った。市川校長は「後輩に引き継がれていく机。愛着を持って大事に使ってください」と挨拶。その後、1枚ずつ模様の違う板を選んで、自分の机に保護者と一緒に取り付けた。子どもたちは天板を撫でたり、匂いを嗅いだりと新しい机に興味津々。望月聖馬くんは「きれいで、ヒノキの良い匂いがする」と話す。母親の麻樹さんは「触り心地もいい。勉強する楽しみができるのでは」と話していた。
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