秦野市 日産社宅跡を購入 改修し市営住宅に活用
秦野市は一般会計9月補正予算に合計2億9800万円を公有財産購入費として計上し、日産車体(株)秦野社宅跡(秦野市曽屋687の37)を購入することを決めた。現況の建物は市営住宅に活用され、定住化促進の新たな取り組みとして進められる予定だ。
同建物は1976年に建設。日産車体社宅として使用され、今年3月に閉鎖した。日産車体(株)から事前に相談を受けていた市は用地購入に向け、一般会計9月補正予算に公有財産購入費を計上。定住化促進住宅事業費として1億3300万円、市道改良事業費で2300万円、カルチャパーク再編整備事業費で1億4200万円をそれぞれ購入費として充てた。土地面積は6447平方メートル。
市によると、社宅として使われていた同建物は6階建て60戸。補強は必要なものの、耐震性は問題ないという。古谷義幸秦野市長は9月2日の記者会見で「いわゆる低所得者向けの市営住宅ではなく、市外の方に一定期間住んで頂くことで秦野の良さを知ってもらい、定住化を促すものとして活用したい」と話した。
定住化促進事業はこれまでも実施されてきているが、市営住宅を活用した取り組みとしては今回が初となる。市は今後、2015・16年度の2カ年で市営住宅の具体的な活用方法やコンセプトなどの検討、建物改修などを行い、2017年度からの供用をめざす。
車道・駐車場にも
同土地の前面道路は現在、神奈中バスの高砂車庫へ右折するバスなどの大型車両で渋滞が発生しやすい場所となっている。このことから同土地の一部を活用し車道を拡幅。高砂車庫方面への右折レーンの設置に加え、現在3m幅の歩道を5m幅に拡張する予定。
また中央運動公園や文化会館などを含む「カルチャーパーク」にも近い事から、建物東側の土地は駐車場として整備。みずなし川緑地の利用者などが使用できる駐車場として約70台のスペースを確保する計画だ。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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