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秦野版 公開:2014年10月30日 エリアトップへ

2年ぶりクマ出没 堀西地区に注意喚起

社会

公開:2014年10月30日

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センサーカメラに映ったツキノワグマ
センサーカメラに映ったツキノワグマ

 堀西地区の農園と桂林寺近くの柿畑で10月23日、足跡やフンなど、ツキノワグマの痕跡が発見された。秦野市環境保全課は周辺住民に情報提供と注意を呼び掛けている。

 クマ痕跡の情報が寄せられたのは23日の午前11時50分頃。農園利用者から、「柿が鳥獣被害にあったようだ」という報告があった。これを受けて、管理をしているはだの都市農業支援センターの職員が確認。クマの可能性が高いため、同日午後2時頃に同課職員と湘南地域県政総合センターの専門家らが現地に駆け付け調査を行った。その結果、近くから20cm程の足跡やフンなども見つかり、ツキノワグマの成獣の痕跡であると断定。市は周辺の情報収集を行い、桂林寺近くの柿畑でも痕跡が発見されたため、対策本部を立ち上げた。付近にセンサーカメラを設置したほか、近隣14自治会に回覧板やパトロール車で注意喚起を行っている。

 ツキノワグマは丹沢山地に生息しており、生息数は30頭前後。絶滅危惧種に指定されている。市は9月に入り、大山で目撃情報があったことから、山伝いに秦野へクマが侵入すると思われる東側にセンサーカメラを仕掛けていたという。しかし今回、痕跡が出たのは西側。人家に近い場所でもあり、「住民に被害が及ばないようにするとともに、クマがどこから来たのか、侵入経路の検証も行わないといけない」と話す。

 市内でのクマの出没は2年ぶり。「今年は食料であるドングリの実りが皆無。クマが人里まで下りてくるかもしれないと言われていました」と同課。今後も人里に出没する可能性は高いという。「11月末から冬眠に入ると予想されるので、この1カ月が勝負」。市は地元住民や登山者などに対して、クマと遭遇した場合は、走らずに静かに立ち去ること、また、クマの定着を防止するために、野菜残渣の処理や果樹の早期収穫などを呼び掛けている。

 クマの情報は同課【電話】0463・82・9618へ。

クマの足跡
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