神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2015年1月1日 エリアトップへ

手作りかるたでルーツ伝え 漢字、方言のオリジナル

公開:2015年1月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
笑顔で子どもたちを見守る小林さん
笑顔で子どもたちを見守る小林さん

 正月休み、家族でかるた遊びをする人もいるのでは。それぞれの思いを胸に、秦野でかるたを手作りしている人を紹介する。

「漢字を学ぶ喜び感じて」

 東海大学前駅近くの線路沿いにある学習塾「樹の会」の塾長・小林直樹さん(60代・秦野市南矢名)は、10年ほど前から小学生の漢字学習のために、独自の漢字かるたを作っている。

 この漢字かるたの大きな特徴は、取り札の表に現在使われている漢字が書いていないこと。子どもたちは札に書かれた甲骨文字などを見て、読み手の指示した字を探し出す。1枚の札には、古代の文字が時代を追って書かれており、1つの漢字の成り立ちを辿ることができる。感覚的に漢字のルーツと意味を理解できるため、子どもたちからは「漢字を覚えやすい」と好評だ。

 小林さんは、「かるた遊びは学びの原点。曖昧な物の中から1つの答えを見つける喜びを子どもたちに感じて欲しい」と笑顔で語った。

故郷への誇りを込め

 秦野で暮らす福島県出身者の集い、福島県人会(鈴木金作会長・50人)は2014年、設立5周年を記念して方言かるたを作った。方言を話す機会が減る中、「故郷を思い出すきっかけになれば」というのが目的だ。

 1枚の札に福島の方言と標準語が裏表に印刷されている。たとえば「あがらんしょ」の裏は「中へお入りください」。福島には様々な方言があるが、会津藩の武家の精神を受け継いだ、相手を敬う表現が豊富だと鈴木会長は語る。

 「上京当初は、方言をからかわれ嫌な思いもしたが、今となっては、田舎の言葉は財産です」と鈴木会長。会員らが孫とかるたで遊ぶ時間の中で、「福島を知らない家族にも、故郷を知ってもらえたら」と話す。
 

小林さんの漢字かるた
小林さんの漢字かるた
印刷したかるたを持つ鈴木会長
印刷したかるたを持つ鈴木会長

秦野版のローカルニュース最新6

4月1日付新人事を発令

秦野市

4月1日付新人事を発令

3月29日

植物細密画を学ぶ

北公民館

植物細密画を学ぶ

4月2日から全4回

3月29日

桜土手古墳公園で花見

桜土手古墳公園で花見

30日、キッチンカー多数

3月29日

延命地蔵ストラップ寄贈

鶴巻温泉南町商店会

延命地蔵ストラップ寄贈

鶴巻小新入生の安全願い

3月29日

広畑プラザでふれあい学級

広畑プラザでふれあい学級

4月13日 入場無料・予約制

3月29日

4月27日に演奏会

アンサンブルMIMI

4月27日に演奏会

文化会館大ホールで

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook