平成27年秦野市新成人のつどい実行委員長を務める 安岡 優介さん 曲松在住 20歳
達成する喜びを大切に
○…「誰かのため、目標のために苦労するのが好きです」。成人式の実行委員長として、15人のメンバーと共に準備を重ねてきた。今年のテーマは「Country Road〜故郷(はだの)に集い、再会を明日への糧に〜」。「今は別々の道をゆく同級生が再会し、語り合うことで、1人ひとりの今後の活力となるような式にしたい」と想いを語る。
○…渋沢小・渋沢中出身。小学生の頃からクラスのムードメーカー。秦野高校ではハンドボール部でキーパーを担った。チームメイトのシュート練習に付き合う中で、自分だったらどういうシュート球が捕りにくいのかを考える楽しみに気づき、キーパーでありながらシュート練習を始めた。高校最後の大会1回戦目、後半終了後に迎えたPT(ペナルティースロー)。「なぜキーパーが投げるのか」という声も聞こえる中、相手ゴールに向かい、シュートを決めた。「チームメイトからすごく喜ばれて、今まで準備してきてよかったと強く思った」。そのときの達成感が、今の原点となった。
○…生まれてからずっと、両親、妹、祖父母のいる実家で暮らしている。幼い頃から「おじいちゃんとおばあちゃん」が大好きで、週末や夏休みには母方の祖父母の家にもよく泊まりに行った。飲食店のアルバイト中に、自然とお年寄りへ気配りができるのは、祖父母と過ごした時間のおかげ。「義理の両親にも優しく接する親の姿を尊敬しています。自分もそういう人と結婚できたらいいですね」。
○…東海大学で政治経済を学ぶ2年生。今年は卒業論文と就職活動で忙しくなりそうだ。現在興味を持っているのは、介護予防などの福祉政策や空き家対策といった地方自治。「インターンシップを通して学んだことを残りの学生生活で考えたい。秦野市の活性化に貢献できるような仕事に就くのが今の目標です」。クラスのムードメーカーから、秦野の未来を担う成人へ。大きな一歩を踏み出す。
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