県花き展覧会で入賞 アレンジメントの部で
「花とみどりのフェスティバル神奈川県花き展覧会」が1月17・18日に横浜市中区の横浜産貿ホールで行われた。フラワーアレンジメント作品から選ばれる「5000円アレンジメントの部」で、秦野市から加藤生花店(本町)の高橋里江さん(37)が銀賞、鶴巻生花(鶴巻南)の芦川美紀さん(38)が銅賞をそれぞれ受賞した。
加藤生花店 高橋里江さん
「とにかくバランスとイメージ、あとは時間をかけずに作れるものを、と考えました」と話す高橋さん。春も間近なことから、作品は「季節を感じられる優しい色合いのものに」とストックやシンビジューム、スプレーマムなどを使った。器には松の葉を貼り付け和のテイストに。花が目の高さにくるよう土台も作った。出品作品は即売会で一般に向けて売られることになっていたため「1週間ほど楽しめて、一般の家庭でも馴染むアレンジを心掛けました」と話す。
高橋さんが勤める加藤生花店は昨年、火災で店舗が焼失したものの、現在は仮営業所で営業中。「皆さんが心配してくださって、こんなに近かったんだな、と感じました。元気にやっています」と笑顔を浮かべる。普段からアレンジメントを受注するときは、用途やどこに飾るのか、壁の色などを聞くという高橋さん。「花を飾って良かった、と思ってもらえるよう、演出のお手伝いをするのが私の仕事です」と話していた。
鶴巻生花 芦川美紀さん
フラワーアレンジで銅賞を受賞した芦川さんの作品は、ピンク系の花を集めた親しみのある作品。スイートピーやバラ、チューリップなど誰もが知っている花を主軸に作り上げた。「限られた季節にしか咲かない花を1つ入れよう」とニゲラを加えた。この花は和名をクロガネソウといい、1〜2週間で花から種まで変化が楽しめる花だという。
芦川さんは生花店を営む両親の家で育ち、今も家族と共に同店で働いている。店内には種類豊富な生花が並び、花束を買いに訪れる人も多い。できるだけ客の要望やイメージに合ったものを作るため、注文の際は、贈る相手がよく着る服の色なども聞くという。
今回の作品も買い手へ配慮し、出品用の陶器の中に花瓶を入れ、持って帰ったあとそのまま飾れるよう工夫をした。受賞について芦川さんは「まさか受賞できるとは思わなかったので本当にびっくり。これからもお客様と花束を手にする方の気持ちを第一に考えていきます」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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