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上小学校 土俵よみがえる 秦野場所の土で改修

教育

掲載号:2015年1月29日号

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手形に手を合わせ大きさを比べる児童
手形に手を合わせ大きさを比べる児童

 秦野市内の小学校で唯一の土俵が残っている、市立上小学校(柳川25の3、市川知代校長)の土俵改修工事が完了し、1月21日、同校で土俵改修記念式典が開催された。昨年10月の「大相撲秦野場所」で使用された土俵の土を日本相撲協会から譲り受け、PTAや保護者、地域住民らが力を合わせ、古くなりひび割れ等を起こしていた土俵をよみがえらせた。

 市立上小学校(児童88人)に土俵が作られたのは1982年。当時、秦野市が「相撲で体力づくりを」と市内の小中学校に設置したという。しかし、土俵は雨ざらしとなりひび割れやくぼみなど劣化し、補修等ができず次々と姿を消した。

 上小では、1983年に当時の保護者や地元の上共有林管理組合などが資金を出し合い、屋根を設置。以来、同校ではPTAや地元住民らの協力を得ながら修繕を行ってきた。

 土俵ができて今年で33年目。今年度の改修を検討していたところ、大相撲秦野場所のちびっこ相撲に土俵が残る学校として、同校の5、6年生が招待を受けた。老朽化の事情を話すと、相撲協会が土の寄贈の依頼を快諾、いっきに話が進んだ。

 秦野場所の終了直後、建設業を営む保護者のトラックで、市川校長はじめ学校関係者が土を学校に搬入。専門業者によって新たな土俵が造り上げられた。

記念式典でサプライズ

 改修記念式典には、来賓や同校児童、上幼稚園の園児ら関係者約130人が出席。市川校長が土俵の歴史を説明し、「地域の皆さんが土俵を大切にしてくれている。それは”上っ子”のみんなを大切にしてくれているということ」と児童に語りかけ、その後、代表児童から「大切に使っていきたい」と感謝が述べられた。

 新しい土俵で児童による模範試合が行われる予定だったが、当日はあいにくの雨模様。体育館で行われた子どもたちの白熱した戦いに大きな声援が送られた。

 式典中にはサプライズも。第70代横綱の日馬富士関の名付け親の出雲大社相模分祠の草山清和宮司から、同横綱を含む歴代3横綱、1大関の手形が寄贈された。市川校長は「全く知らなかった」と驚き、草山宮司の粋な計らいに感謝したという。

 手形は現在、同校の多目的ホールに飾られている。子どもたちは手を合わせて大きさを比べ、「お相撲さんの手ってすごく大きい」と目をまるくしていた。今後は額装し、目にふれる場所に掲示する予定という。

 同校では毎年、開校記念日に「すもう大会」を行っており、2015年度は5月29日(金)に開催を予定。

改修された土俵
改修された土俵

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