秦野版 掲載号:2015年2月21日号
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毎年冬にひな祭りのつるし飾りを作る 富永 英雄さん 曽屋在住 67歳

愛情注ぎ、こつこつと

 ○…愛くるしい小物が連なり、華やかに存在感を放つ「つるし飾り」。毎年、冬になるとこたつの中で1針ずつ丁寧に縫い合わせる。近くに住む小学2年生と幼稚園児の孫が遊びに来たときには手伝ってもらうのだとか。「一生懸命手伝ってくれるんだよ」と笑うしわに幸せがあふれる。

 ○…本町小・本町中出身。戦前生まれの兄と姉、戦後の妹弟に挟まれ、ずっと曽屋で暮らしてきた。実家では、会社勤めの父が趣味でたくさんのカナリアを飼い、品評会に出すほど立派に育てていた。そんな父に影響され、自身も少年時代から生き物好き。「飼っていた鳩などと向き合う中で、毎日かかさず世話をすることの大切さを学んだ」という。

 ○…高校卒業後は会社員に。結婚後2人の娘に恵まれた。小田原の工場で働いていた20代後半、趣味で始めたのはペーパークラフト。たばこの空き箱などを用いて神輿や大名行列の様子などを細部まで表現。関東大会で2年連続特選、NHKのテレビ番組に出演したことも。「お昼の生放送だったから妻や知人たちが観て喜んでくれた」とはにかむ。

 ○…県や全国、寒川神社の菊花展で出品・受賞経験のある菊愛好家。29歳のとき友人に貰った苗を育て秦野菊花展に出品したところ市長賞を受賞し「またトップをとるぞとはまってしまった」という。以後30年以上、その日世話をした内容を詳細に記した日誌を欠かさず、育て方を独自に研究してきた。「手をかけて育てた菊が認められるのは嬉しい」。喜びと誇りが次の挑戦への糧となっている。

 ○…「つるし飾りも、ペーパークラフトも上手くできたものから人にあげちゃう」。独自に編み出した菊の栽培方法でさえ「頼まれたら教える」と即答。自分の時間や労力をかけて生み出したものでも、惜しみなく人に分け与える潔さ。「教えた人が上手くできたら嬉しいから」。そんな純粋な思いが、人を喜ばせるものをつくる秘訣なのだろう。

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